名状しがたい日記のようなもの

適当なことを適当に書く感じのあれです(愚痴多め)

二十二日目、映画とトラウマと杏仁豆腐

こんばんは。
二十二日目にして二十一日後でした。
そんでもって水曜日だったので竜とそばかすの姫、
後れ馳せながら滑り込みで見てきました。
ネタバレのある感想もあとで書きます。
(追記 めっちゃ長くなった気がします。)

スプタン記録なんでまずは舌から。
癒着は、してるかも…ってくらいにはなってきました。
ここ何日か数えてないのでわかりませんが、
二時間おきに剥離はしてるんですが、それでもね…。
多少は癒着しますよね…。
まぁ舌表面側から、少しずつではありますが、
表皮とおぼしきものができつつあるので、堪え忍ぶしか。
この対策を続けて傷が塞がったときにあまりにも癒着してれば、
リペアを考えようかなと。
自分の舌の構造も考えて、多少であればリペアはしない方向で。
って考えてます…今のところ…。

確か昨日、肉同士がくっついてたのが、
ストレッチしてたら剥離してたって書いたと思うんですけど。
今のところまた肉同士くっつきそうな気配はありません。
ここ最近少しストレッチさぼりがちだったので、
今日は特に意識して、ストレッチしてたせいもあるかも。
肉同士くっつく事件の前まではストレッチしても、
痛みはほとんどなかったんですが、
事件後剥離してからはストレッチ痛いです。
今日も痛かった…。
でもやらないとまたくっつかれたら困るんで…。

あと出先で癒着剥離するの場所に困りますね。
短時間の外出だったら行く前後でなんとかなりますけど、
映画とか見に行くとさすがにね…。
映画だけで二時間あるんで…。
トイレでこっそりやるしかないですよね。
二回ほど出先のトイレでやりましたけど、
うち一回やたらとトイレのセンサーが反応して水流れてました。
便座に座ってすらないのに。
センサーには手をかざすどころか近づいてもいないのに。
そんなに流さなくたっていいじゃんか…って悲しくなりました。

あ、糸は相変わらず左右一本ずつ無事です。
緩んだ様子も特にありません。
長生きしてくれー。

ほんで、見てきました、竜とそばかすの姫。
レイトショー一本しか上映しなくなるぎりぎりの滑り込み。
新しい映画どんどん公開されてますもんね、そりゃそうか。
そろそろ上映しなくなることを察してか、
単純に水曜で安いからか、なかなか人が入ってました。
右隣にも人、左は一個あけてグループ、という具合。
私はたぶん真ん中くらいの席だったんですが、
私と同じ列やその後ろには人がたくさんいたみたいです。
前には一人もいませんでした。
一列前にすればよかったと思っても後の祭りですね。

感想としては、感動を誘うために作ったような映画だなぁ、と。
いやこれは誉め言葉なんですけどね、感動させるのが上手です。
ここで感動して!ってシーンで感動させるのがとても上手。

桝アナウンサーの声の存在感もさることながら、
水卜アナウンサーの声の普段とのギャップにも驚きました。
曲がりなりにも一応声フェチなのでね、
桝アナウンサーの声はすぐピンと来たんですが、
水卜アナウンサーに関しては、
普段のイメージとのギャップがあまりにも大きくて…。
エンドロールで名前を見つけて推測して、検索して正解でした。
当たってたのは嬉しかったけど、それでもちょっと動揺が…。
あんな低くて芯が通って、少し冷たくて無機質な声、
一体普段のあなたのどこから出てるんですか?って思いました。
でもそのギャップも好きです。

ストーリーについては、仮想空間とかボディシェアリングとか、
そういったことを除けば王道のストーリー展開かなと。
辛い過去があって塞ぎこんだヒロインが、
仮想空間での出会い、体験、現実での周囲のあたたかさで、
過去を振り切って一歩踏み出し、大切な人を守ろうとする。
仮想空間での体験(評価を含め)や、
大切な人が仮想空間で出会った人で、
現実では互いに顔も名前も知らないことが障害になる以外は王道的。
でも表現がとても上手くて、王道であることを忘れさせるような。
竜のあざが心の傷であるところ、それが光を放って疼き、
定着し、増えていく表現なんかはとても考えさせられました。

音楽というか、歌についても、表現が豊かで上手だなぁと。
事前のリサーチを全くしなかったので、
ヒロインを演じる方が声優さんではなく歌手の方、
ってくらいしか知らないんですが。
流石と言いますか、上手です。
一部少し癖のある発音というか発声というか歌い方をされるので、
万人受けするかというと少し微妙かもしれませんが。
あと、映画として、映像や効果音が伴ってひとつの作品、
という感じもあるので、音楽単体でめちゃくちゃ受けるか、
というとまた別の問題なのかもしれません。
わかりませんが。

あと、美女と野獣にインスピレーションを受けている、
というのもすごくわかりました。
(なんかテレビで監督が話してたのを見たんですよ)
竜の住み処が城であることも、竜が醜いとされることも、
竜(の心)が傷ついていることも、それをヒロインが癒すことも、
途中ヒロインが竜と踊るとき、ドレスが綺麗になって、
城まで綺麗になって、竜が心を開こうとするのも。
全部美女と野獣にインスパイアされたといえば頷けます。
そういったところも一つの要素として面白かったです。
まぁ美女と野獣、知ってても観たことないんですけどね。

全体的にとても上手く作られた映画で、
映画館で見てよかったなと思うんですが、ひとつだけ。
虐待のシーンがあるなら脚注とか事前アナウンス欲しかった…。
実際に親だったり兄弟だったり、
家族でなくても暴力を受けた過去がある人は、
トラウマになってたりもします…。

私もそのうちの一人で、突然のそういう描写に驚きました。
描写が上手いという一言に尽きるといえばそうなんですが、
竜の本体、ケイくん?が「僕が我慢さえすれば」、
弟を庇って「僕が悪いんだ」という発言を繰り返したり、
「助ける」を繰り返し、誰も本当には助けてくれないと言ったり、
もうね…、過去の自分を見ているようで…。
よく言えば感情移入ができすぎて、
悪く言えばトラウマめちゃくちゃえぐられます。
現在進行形の人が見たら最悪だと思います。

まぁ本作の場合はヒロインが助けようと動くわけで、
兄弟を抱き締めて、そして自ら盾になって、
殴られそうになっても動じないヒロインを見て、
虐待をしていた父は恐怖を感じて腰を抜かして逃げるんですが。
そして兄は立ち向かう決心をするわけですが。
その後がないんですよね…。

虐待をするような人間は大概弱いものには強く出るし、
虐待されてきた人間は大概恐怖が体に染み付いているし、
立ち向かう決心をしたからって事態が確実に好転するわけではない。
ましてや竜兄弟は東京で、ヒロインは遠く離れた地方。
その前にヒロインの周囲の人がした通報も、即座には動かず。
立ち向かう決心をした兄が、実際に立ち向かったところで、
描写の上では圧倒的な対格差もあるわけで。
決心をしたところでヒロインは地元に帰ってしまったわけで。
殴られそうになっても動じない、
父が恐れたヒロインはいない状況で、立ち向かって上手く行くのか。
そこのところがすっぽり抜けてるんですよね…。

思いが通じあって、お互いに心の内を伝えて、
竜兄弟の兄は立ち向かう決心をして、
ヒロインは過去の臆病な自分を捨てて、地元に帰る。
地元に帰ったヒロインは、歌うことも怖くなくなって、
吹っ切れたように明るくなって、自らの歌でエンドロール。
竜兄弟のその後は…?
めちゃくちゃもやもやします。

って感じでした。
全体的にトータルで見れば素敵な作品ですし、
まぁ殆どの方は何も思わないのかもしれないですけど。
中には過去そういった体験をした人も、
現在進行形の人もいるわけで。
そういった人に向けての一言、何か事前アナウンスがあれば、
見ても大丈夫か考えたりとか、少し気合いをいれたりとか、
色々対応策があると思うんですよね。
全年齢で安心させておいて不意打ちはつらいです。

それ以外はとても良かったので、
トラウマがない人にはおすすめです。

カルディでパンダの杏仁豆腐買いました。
200ミリのが二本と、500ミリの黒いのが一本。
黒いのは「味は…?」とか書いてあるし味違う可能性あるので、
できればサイズは逆がよかった…。
なかったし仕方ないですけど。
楽しみ半分恐怖半分。

そんな感じです。
では。