名状しがたい日記のようなもの

適当なことを適当に書く感じのあれです(愚痴多め)

真夜中にケーキを焼きたい話

こんばんは。

適当に書いていきます。

 

僕は、基本的に落ち込んでいることが多い。

落ち込んでいる、という表現が適切かどうか、

あまり良くわからないけど、

テンションが低くて些細なことでうじうじして、

っていう状態なのだから、

落ち込んでいるでも間違っていないと思う。

 

午後さんという方が書いている、

眠れぬ夜はケーキを焼いて、という、

漫画とエッセイとレシピ本が、

ごちゃ混ぜになったような素敵な本が、

僕は好きなのだけれど。

その中に波線グラフみたいなものが出てくる。

波線の山は、気分がいい時で、

波線の谷は、気分がよくない時。

午後さんは、自分はその波線グラフの波が、

中央より低いところで上下している、

というようにあらわしていた、と思う。

僕はそれを見て、ああ、僕もこうだ、と思った。

少しだけ安心した。

僕だけじゃないんだ、と思えた。

まぁ僕の場合は波は規則的に上下してなくて、

大概低いところで留まっていて、

たまに中央をこえて、って感じなんだけど。

 

僕は基本的に陰気な人間で、

一人で本を読んだり音楽を聞いたりしながら、

何かを頭の中でぐるぐる考えている。

陰気であるが故に、僕の頭の中を渦巻くのは、

あまりいいことではない場合が多い。

だから僕は基本的に落ち込んでいる。

たまにそこから抜け出して、

普通かな、くらいのテンションになれたり、

やばいくらいのハイテンションになって、

あとで反動で体調崩して死にそうになったりする。

 

基本的に落ち込んでるから、

何をする気力もないし、

恥ずかしい話、毎日身体を綺麗に保つのも厳しい。

お風呂で身体を綺麗にして温まれば、

すっきりするしリラックスできるけど、

僕は石鹸シャンプーしか今は使えないから、

手間とストレスがめちゃくちゃかかるし、

毎日きちんとやるのは、今の僕には難しい。

 

でも、午後さんが描くように、

お風呂に入って、頭や身体を1箇所ずつ洗って、

少しずつ綺麗にしていって、

最終的に身体が全部綺麗になると、

僕だってこれくらいならできるんだなと思えるし、

心の汚れまで少し落ちたような気もして、

なんだか少しほっとする。

 

僕は眠れない夜にケーキを焼かないけど。

いつか、眠れないからケーキを焼こう、

って思えたらいいと思う。

眠れなくて布団の中で丸まって、

携帯を眺めてるだけより、よほど生産的だし、

何より美味しいものは人の心を救う。

僕はまだそこまでいけない。

金銭的にも、精神的にも。

 

だけどいつか、眠れない夜にケーキを焼きたい。

作業に没頭して、

生地を作ったらオーブンに入れて、

その間に洗い物を済ませて、

洗った物を拭いたタオルをオーブンの上に乗せて。

膨らんでいく生地を眺めながら、

ケーキが焼けていく香りを吸い込んで。

綺麗に焼き色がついたら、

取り出したそれを切り分けて。

罪悪感に苛まれながら、真夜中にまだ温かな、

焼きたてのケーキを頬張るんだ。

そしたら残りのそれを明日への心の糧にして、

なんとか眠りにつけそうな気がする。

だから僕はいつか、

眠れない夜にケーキを焼きたい。

いつになるかはわからないけれど。

僕が眠れない夜にケーキを焼けるようになったら、

それはきっと今よりいい精神状態にある。

あとは、金銭的にも。

今は小麦粉もバターも買えないから。

 

そんな感じで、いつかはこうなりたいなぁ、

っていう話でした。

では。