名状しがたい日記のようなもの

適当なことを適当に書く感じのあれです(愚痴多め)

LUSH幸せだった長い話

こんばんは。
好きなブロガーさんの更新が再開して嬉しいわたしです。
書こう書こうと思ってて書けてないLUSHのこと書きます。
めちゃくちゃ長いです。
日記だし読まなくて良し。

電車に乗って数駅のところのららぽーとに入っているLUSH
前を通る度に、強めの独特な香りがして、
認識はしていたけれど、強い香りが苦手で中々行けてなかった。
それが、少し前に、LUSH行ったら幸せになれた、
という記事をこのはてなブログで見かけて、
もしかしたら、と希望を抱く。
そのブロガーさんも私と同じように、
『お風呂でいい匂いがしないのはさみしい』と、
感じていたらしいからだ。

私はお風呂が大概苦行で、髪はぎっしぎしでばんばん抜けて、
さして好みの匂いでもないシャンプーとリンスで頭を洗って、
匂いは好きだけど薄ーい石鹸で顔と体を洗って湯船に浸かる。
苦行だと感じている時点でそこにリラックス要素は皆無で、
汚れて毛が固まった犬みたいな臭いにならないために、
ひどい肌荒れをこれ以上ひどくしないために、
仕方なく、本当に嫌々入っている状況だった。

昔はお風呂が大好きで、
何時間でもお風呂にいたいと思ってすらいたのに、
どうしてここまで苦痛になってしまったんだろう、
なんとかできないだろうかとずっと考えていたときに、
上述の記事を読んで、そういえば昔は使えてた、
高級アルコール系のシャンプーの匂いが好き(だった)で、
頭を洗うときにいい匂いで幸せだったことを思い出した。
(ひとつの文章が長すぎる…。)

高級アルコールがだめで、アミノ酸がだめで、
シャンプーすら石鹸を使っている状態の私だけど、
LUSHには石鹸の取り扱いもあるらしい。
(バスボムのイメージが強かったので知らなかった)
使えるかどうかはおいといて、いい香りの石鹸を入手すれば、
昔のような幸せなバスタイムが帰ってきて、
あわよくばお風呂好きに戻れるのでは?と思った。

それからずっと気になっていて、先月末、
勇気を出してららぽーとに行ったんだけれども。
カラフルなものが並ぶ店先で圧倒されてしまって、
中々入る勇気が出てこない。
こんなお洒落っぽいところに自分が居ていいんだろうかという、
コンプレックスからくる不安を押し退けられないまま、
ありったけの勇気を胸に抱いて店に踏み込んだ私は、
相当不審だったらしく、すぐ店員さんが話しかけてくれた。

今日は何を見に来てくれたんですかー?と話しかけてくれる、
明るくてかわいい店員さんVSコミュ障モブの私。
冷や汗だらだらになりながら必死で事の経緯を説明する。
お風呂に香りがないのがさみしいこと。
肌が弱くなって使えるものが減った結果、
最低限の成分しか入っていない物を選ばざるを得なくなって、
そしたらお風呂と私からいい香りが消えたこと。
石鹸シャンプーを使っていて、使い心地がよくないこともあるが、
お風呂が苦行になってしまったこと。
昔はお風呂が大好きで、何時間でも入っていられたこと。

明るくてかわいい店員さんは、私の話を遮ることなく、
じっくり聞いてから、いくつか私の肌の状態について質問し、
おすすめの石鹸を紹介してくれた。
乾燥でかゆみが出たりかさつくことがある、という私に、
店員さんがおすすめしてくれたのは、みつばちマーチ。
少し科学っぽいけど、はちみつの甘くていい香りがする。
液体と固形があることを説明してくれて、悩んでいると、
片手ずつ試してみますか?と提案してくれた。
そんなことまでできるのかと驚きつつお願いすると、
大きなボウルに温かなお湯をはって持ってきてくれて、
明るくてかわいい店員さんが石鹸を泡立て始める。
そしてなんと!私の手を、店員さんが、丁寧に洗ってくれるのだ!
その心地いいことと言ったら…。
片手を洗い終えたら、きっと混ざらないための配慮であろう、
少しだけ石鹸が混じったお湯を新しいものに変えてきてくれる。
そしてまた石鹸を泡立てて、私の手を丁寧に…。
この時点で死にそうでした、というか死んだ。

それぞれの香りを嗅いで、どちらが好みかとか、
肌に違和感はないかとか、色々聞いてくれる。
正直香りはどっちも好み。
そのあともドリームクリームとかいう、
めちゃくちゃ素敵な名前のクリームを試させてくれたり、
実は不眠で…という私にバスボムをおすすめしてくれたり。

この時小さな子供達を連れたグループが来店し、
保護者が「触らないようにねー」と声を掛けたのだが、
他の店員さんがさわっていいよー、
お気に入り見つけたら試してみよう!と夢の提案…。
用意される大きなボウルにはられたお湯、
そこに入れられるカラフルなバスボム、そしてしゅわしゅわ…。
子供も私も釘付け。
ここは天国だったのか…?
こんなに優しい世界があったっていうのか…?

バスボムが溶けきったところで私の夢もさめ、
さあ問題はどちらのみつばちマーチを買っていくか。
悩んでいた私に店員さんがかけたくれた言葉が決め手に。
『固形を浴室においておくと、ドア開くといい香りがします』。
なにそれ素敵!最高!決定!
ということで私の初めてのLUSH購入品はみつばちマーチ(固形)。
側面にLUSHという文字がずらーっとならんでいて、
LUSHあたり大体100グラムと少しです、という説明を聞いて、
LUSHいただくことにした。
LUSHのお会計は800円ほどだった。

会計を済ませたあと、試させてもらった、
ドリームクリームのサンプルをくださるとのことなので、
ありがたくいただくことにして、店内をうろうろしていた。
そしたら別の店員さんが話しかけてくれた。
その店員さんもとてもいい人で、おしゃれな人や、
きれいな人に対する私の苦手意識が少しだけ和らいだ気がした。

サンプルを持った明るくてかわいい店員さんが来てくれて、
入り口から少し出たところでいただいた。
それだけでなく、店員さんからのご厚意で、
なんとバスボムまでいただいてしまった。
お風呂が苦行になってしまったという私の話を聞いて、
あまりに辛かろうと同情してくれたらしい。
その優しさに胸が詰まって、涙が出てしまって、
そしたら店員さんにも涙が伝染して、
二人して店先で泣いてしまった。
なんて優しい世界なんだ、とまた思った。

他の買い物を済ませて帰る途中、
もしかしたら私が斜に構えて穿った見方をしているだけで、
世界はいつも優しいのかもしれない、
と想ってしまうくらいには幸せな経験だった。

その日の夜。
溶けて減ってしまうと悲しいから、
2回分ずつくらいに切ってから浴室に持っていくといいですよ、
という店員さんのアドバイスにしたがって、
サイコロカットした石鹸を持って浴室へ。
柔らかくてすっと切れたから、
きっと減りも早いんだろうと思いつつ、
でも久しぶりに浴室に向かう私はうきうきしていた。

浴室に入って、
いつもの石鹸の隣にみつばちマーチをおいて、
とりあえず髪の毛を洗う。
相変わらず髪を洗うとぎっしぎしできつかったけれど、
浴室の蒸気で石鹸が柔らかくなったのか、
時折ふんわりと優しいはちみつの香りがして、
たったそれだけで機嫌がなおってしまう。
他のことを済ませてさて、体を洗おうとボディタオルに石鹸を。
やっぱり柔らかくて減りは早いけど、
泡立てているときからむちゃくちゃいい香りが…。
ふわふわの泡を体にのばすようにして洗っていくと、
浴室中がいい香りに包まれて、どんどん気分が上がっていって。
なんとか踏みとどまるけれど、いい香りの柔らかな泡に、
顔を埋めてしまいたくなるような気分で。
普段なら浴室自体が得意じゃなくて、
湯船だってすぐに出てしまっていたのに、
浴室中にいい香りが充満した中で入る湯船は、
びっくりするくらい気持ちがよくて。
やっべえこれ、匂いだけでこんなに違うのか、
これ、もしかしたらお風呂好きに戻れるんじゃ?と思うほど。

現状ニートなので金銭的に余裕はなく、
毎日みつばちマーチを使えるわけではないし、
風呂に入るぞ!っていう気合いを入れるために使う感じだけど、
本当は毎日いい香りのお風呂に入れたら幸せだなぁ。
お風呂がいい香りだったら、きっと1日の終わりが素敵になる。
LUSHのファンになっちゃうなぁ。

しょっちゅうは行けないけれど、
定期的にいい香りの石鹸を仕入れに行きたいと思う。
優しい店員さんとお話しして、季節にあわせて、
私の肌にあわせて、幸せになれる石鹸を探しに。

ということで、LUSHは個人的しあわせの国でした。
おれ、LUSH、すき。