名状しがたい日記のようなもの

適当なことを適当に書く感じのあれです(愚痴多め)

君じゃなきゃ駄目ってわけじゃない≠君でもいいよ

 

こんばんは。

適当に書いていきます。

 

reisaiさんの新曲、『失楽園ダイブ』。

たまんなくいいですね。

 

reisaiさんとの出会いは去年の暑い時期。

後輩が教えてくれて、

そののち大好きになった歌い手さんが、

浴槽とネオンテトラをカバーしていて、

それがもうぞくぞくする程たまらなく好みで。

しばらく歌い手さんの歌い方と、

florwerの本家とでめちゃくちゃ揺れたんですが、

いややっぱ本家も好き!ってなって以来、

結構聞いてます。

アルバム『耽溺』ほしいです。

いつか買います。

 

感想だとか考察だとかそんな生意気なものでなく、

ただただ思ったことを書くやつです。

 

失楽園ダイブの登場人物、サナエさん。

彼はベタのサナエさんと同一人物らしい。

失楽園ダイブの方が時間軸としては前のような、

そんな気がするけれど、

回想で崖から落ちるシーンの後でも無傷の、

彼が死ねないことにより神聖視されていたなら。

『私はというと溢血で逝きたい』だとか、

『痺れる喉はエーテルのせい』の時の吐血だとか、

『グラスに混じったブルー』だとか、

『君の海馬に生きんの』だとか、

あれは一体

酒に酔ったことによる戯言なのか、

ベタの時点では死ねる希望があったのか、

それとも死ねないからこその願いなのか、

考えちゃいますよね。

 

色鮮やかなグラデーションと、

フリルの多用された服装から、

彼は観賞魚のベタがモチーフだと思っていた。

だから、複数飼育が推奨されないから、

『この部屋は寂しい』し、

『ごまかせない寂しいのよ』なんだと思っていた。

でも彼が不老不死なら、話は変わってくる。

 

彼が不老不死であることを羨んで、

『救いはきみだけだってみんな言う』。

だけど彼は自分のことを死に損ないだと思ってて、

それが『結局口だけだってみんな言う』、

『それでもかまわないの』、

『私魔法使いでもないんだし』に繋がる。

あの観賞魚のベタを彷彿とさせる、

グラデーションとフリルの鮮やかな服装も、

『死に損ないの私には似合わない』、

と思っていたなら。

 

誰も彼もが不老不死であることに注目し、

『私の憂鬱を知ろうとする人なんて誰もいない』

そんな世界で生き続けることに疲れて、

彼が崖から飛び降りても無傷で。

逃げ場なんてどこにもないのかもしれない。

 

僕が一番好きなのは、

I want to die

 I just want to die

 きみじゃなきゃ駄目ってわけじゃない

 なんて秘密 絶対にsecret

 刺して 終わらない運命にほら』

ってとこなんですけど。

 

これ他の曲にも共通すると思うんですよね。

浴槽とネオンテトラと、不純なベンガラ。

あの二つは明確にリンクしてますけど、

不純なベンガラの、

『君でもいいよなんて とんだ殺し文句だ』、

って、ちょっと似通ってる気がするんですよ。

誰かが必要なんだけど、

それは君じゃなきゃいけないわけじゃなくて、

別に君でもいいけど、みたいな。

まぁ失楽園ダイブでは秘密で、

不純なベンガラでは殺し文句として、

おそらく口に出されているんでしょうけど。

その感じが好きなんです。

 

『楽園はどこ 連れて行って

 君の手でほら できるでしょベイベー』、

って言いながら、

『君じゃなきゃ駄目ってわけじゃない』。

だけどたぶん、

相手はサナエさんじゃなきゃだめだし、

不純なベンガラだって『とんだ殺し文句だ』、

って思いながらも、もう戻れないって思ってる。

完全な一方通行ではないけれど、

完全に噛み合うこともなく、

微妙にすれ違っている感じがする。

そこがめちゃくちゃグッとくる。

 

さあちょっと戻るんですけど、

サナエさんがベタモチーフって説、

なくはないと思うんですよね。

実際今回も『辻褄あわせて カルキ抜いて』、

ってフレーズがありますし。

思い返せばベタのMVでは、

顔に鱗が浮かんでいたシーンもありましたし。

猫又的な?長寿からの妖になり、

神聖視されて神と成る、みたいなことも、

なくはなさそうじゃないですか?

 

考えるのも歌うのも楽しいとか、

紛れもなく神曲ですね。

好きだなぁ。

 

まぁごちゃごちゃ書きましたけど、

そんな感じでした。

カラオケ行きてえ。

では。