名状しがたい日記のようなもの

適当なことを適当に書く感じのあれです(愚痴多め)

上司の愛人その②候補だった話

こんばんは。

適当に書いていきます。

 

最近なんか色々思い出しては、あん時ああしてたらどうなってたんだろうなーとか、考えてます。

ま、今更どうにもなんないことばっかですけど。

 

私の前職での立場は結構複雑でして。

上司のお気に入りかつ、事務所の癒しのマスコットキャラクター的な。

まぁばりばり猫かぶってたんで。

いろんな人が私を可愛がって餌付けして、太らせようと目論んでました。

太らせるのはやめて欲しかったですけど。

でも、上司を一番に立てないと、ご機嫌が悪くなって事務所の雰囲気が死ぬほど悪くなるので、基本的にはまず上司を立てて。

上司がいない時には男女問わず皆さんと仲良くさせていただく、みたいな。

 

めちゃくちゃ尊敬している先輩がいたんです。

その先輩とは結構仲よくて。

お昼休憩を一緒にとるだけじゃなくて、休日に一緒にお出かけしたりとかもして。

たまに朝、通り道だからって、車で迎えにしてくれたりして。

帰りも一緒に帰ろーって言われて、寄り道して帰ったり。

尊敬してる、容姿端麗で所作も話し方も綺麗な、理想の先輩と仲良くできてもう凄く幸せでした。

 

その先輩はいつも髪の毛を綺麗にカラーしていて、ハイトーンカラーでもプリンになっていることなんてなくて。

眉だったかアイラインだったか、それとも唇だったか、その全部かに、定期的にアートメイクを施してるからすっぴんでも美人で。

肌が弱いから、病院で出してもらう高い化粧品しか使えない、と話していて。

服は東京のお洒落なお店で高いものを買っていて。

会社のパソコンと自分のスマホだけだと不便、と言って、自前のタブレットも持っていて。

いろんな意味で意識高いな、凄いなと、尊敬すると同時に、この人は一体いくらお給料を貰っているんだろうな、とも思ってました。

 

時は流れ、雲行きが怪しくなってきた頃。

上司が私を叱りました。

私が他の男性社員さん達と仲良く話している所を見て、我慢ができなかったのだと思います。

年上、目上の人に対する口の利き方がなってない(まぁ私より年下の人なんていないんですけど。)と、入社三年目にして新人研修に行かされました。

当然入社して丸二年も経っているので、基礎的なことは余裕でできます。

実際研修ではお手本役でした。

なんのために行ったんだろうとは思いましたが、まぁ嫌がらせだったんでしょう。

なんせ私は上司の『お気に入り』。

他の男性社員さん達とは上司の手前、一線を引かなければいけません。

それをしなかった私への警告のようなものだったんでしょう。

 

その頃、尊敬する先輩が冷たくなりました。

休日に出かけることもなければ、帰りを一緒することもなく、一緒にお昼を食べることもなくなりました。

会話は業務上必要最低限のものと挨拶だけ。

お互い大人なので、会話は笑顔で交わしますが、先輩から感じる視線や雰囲気が今までと違うのは肌でひしひしと感じていました。

その原因は、上司でした。

 

どうやら尊敬する先輩は上司の愛人で、上述した沢山お金がかかりそうなものは、所謂愛人手当として異様に高いお給料、もしくは上司から渡されるお小遣いから賄われていたらしいのです。

私が噂に疎かっただけで有名な話だったらしく、上司が先輩をスカウトしてきただけではなく、花束を渡している場面も目撃されていたとかいう話も聞きました。

そういうのは見えない所でやりましょうね、盛り上がっちゃったのかもしれませんけど。

 

で、その上司が周囲を遠ざけてまで私を可愛がり、私が他の男性社員と仲良さげにしていると、あからさまに不機嫌になり、挙げ句の果てに嫌がらせで新人研修。

その前にくらったお説教には、態度だけでなく、身形も含まれました。

私は肌が弱すぎて当時使える基礎化粧品すらなく、化粧なんて夢のまた夢だったんですが。

いつも綺麗な尊敬する先輩(愛人)のようになれ、と。

そんなん見たり聞いたりしたら、愛人からしたらそりゃ気分悪いですよね。

 

どうやらですね、私は上司の愛人その②候補だったようです。

だから私の周りから他の男性を遠ざけ、私が他の男性社員を頼ることを嫌い、私の容姿にまで口出ししたわけですね。

その、愛人その②候補感を上司が雰囲気で出していれば、そりゃ愛人その①である先輩は面白くないでしょう。

でも私も面白くないんですよ。

 

ブラックが故にどんどん辞めていく周囲、それにつれて増えていく業務量と残業時間、魔法なのか不思議と増えない残業代と給料。

休めば休むだけ溜まっていく仕事、仕事、仕事。

そんな状況でどうやって愛人その②になれと?

まず、給料が安い。

身形を整えようにも、使えるものを探すところから始めなきゃ肌が死んでどうしようもなくなるのに、それにかける金がない。

時間もない。

朝六時に家を出て、日付が回ってから退社して、三時に寝て六時に家を出る、ってルーティンの中で、身形を整える余裕はない。

休めば休むだけ仕事が溜まるので、連休は前後に死ぬ気で仕事しないと取れない。

ねえ、そんな状況でどう、基礎化粧品からメイク用品まで、肌が弱い私が使えるものを探して身形を調えろと?

 

うーん、そもそもですね。

尊敬する先輩改め愛人その①は、手当をもらって身形を整えている上、仕事量も少なくほぼ定時出勤定時退社、休んだら仕事が溜まるなんてこともなく、連休だって急な病欠だって怖くない。

対するその②候補である私、何ももらってないしクソ忙しいのに、その①と同じレベルの身形を求められる。

は?意味わかんなくね?

 

いやですね、その①が多少の情はあれども金銭の授受によって成立する愛人関係だとすれば、その②候補である私との関係もそれに倣って然りだと、私は思うんですよ。

わかりやすいアプローチもせず、周りを遠ざけるだけで、仕事量を減らしたり仕事しやすい環境を整えてくれることもなく、金銭的な援助も無しに雰囲気だけで愛人その②になれ、っていうのを察して理解して受け入れるのは、難しいと思うんですよね。

っていうかやだ。

 

いやまぁ最初は上司のことできる上司だと思ってたしかっこいいと思ってましたけど。

親と同い年で、別段若見えするわけでもなく、めちゃくちゃ見目が整ってるわけでもなく、なんならダルダルのシャツとヨレヨレのズボンで寝癖ついたままサンダル履いて出社することすらあり、特別何処か素敵な場所に連れて行ってくれるわけでも、何か良いものとか金銭をくれるでもない男に、愛人としてでも魅力を感じるとか、無理でしょう。

 

せめて正々堂々と口説いて、私が良識のある、妻子がいるのに云々とかいう話をして、それでもと粘って、労働状況の改善や具体的な愛人手当の話など、そんな話を明確にしてくれれば私も少しは考えましたけど。

察してちゃんはよくないですよ。

まぁあの上司に欲情できるかって言ったら無理なので、体の関係はなしで、ってなりそうですけど。

つか、性欲無限かよ、ハーレムでも築きたかったのか?

 

なんて思ってます。

上司が察してちゃん、いや察しておじさんだったのと、私が空気読めない人間だったので、私が愛人その②になることはなく、私の待遇も改善されず、仕事を辞めたんですが。

 

今考えるとその②になってほしい空気を私が察して、その①と仕事に支障が出るような低レベルの、事務所の空気が死ぬバチバチのバトル()とかしたり、適度にそれっぽい空気出して上司に仕事丸投げしたり正々堂々色々ねだったりしてみても面白そうでしたよね。

 

ま、愛人になることはないにしても、身形に口出された時点でセクハラですし、労働状況の改善と給与の引き上げがないと無理です、とは言ってやりたかったなと思ってます。

 

そんな感じでした。

では。