名状しがたい日記のようなもの

適当なことを適当に書く感じのあれです(愚痴多め)

最悪な出だしと、顔面全裸の呪い

処方された薬について、服薬を続けるべきか質問できる、
待ちに待った通院が明日に迫った今日の朝!
服薬のために食べるようになった朝食を済ませて、
ここ最近いつもするように服薬した数分後、
唐突に誰かが私になめくじくらえをかけたらしい。
抗う術もなくリバース。
覆水盆にかえらず、せっかく胃に入れた食べ物が出ていく。
トイレから帰ってこられても困るけど。
吐くときに一部苦味があったことから、
ほぼ間違いなく薬もトイレに行ってしまった。
薬局に指示を仰ごうか悩んだけれど、やめにした。
どうせもう一回飲んだってまた吐いてしまう。

開き直ったら体調はここ最近で一二を争うほどよかった。
読むのにあれほど時間がかかったファーブル昆虫記も、
今日だけで2巻の半分ほどにまで読み進められた。
少しほっとした。
私は衰えはしたけれど、それは体調によるところもあって、
もしかしたら私が考えていたほど酷くはないのかもしれない。


そういえば、前勤めていた会社に入社したばかりの時、
高校を卒業したばかりの私は二度、新人研修を受けた。
会社がある市内の商工会館で行われたものと、
横浜にある名前を忘れた大きな建物で行われたもの。
そのどちらか、あるいは両方で私は呪いにかかった。
講師の女性の、「女性のすっぴんは全裸と同じ」、
「すっぴんで外に出ることは全裸でそうするように恥ずべき行為」、
「絶対にあり得ない」、「必ずお化粧をすること」という言葉によって。

努力をしなかったわけではない。
色々なものを試して顔に服を着せようとしたけど、
肌のせいか体質のせいか、資金不足のせいか、
はたまた田舎暮らしのせいか、合うものが見つけられず、
私の顔面は全裸のままだった。
当時、生まれてから18年全裸だった私の顔面は、
今も一年で数えるほどの日を除いて全裸のまま。
顔に服を着せたくても、どう願ってもうまくいかない人もいる。
そういう人がいるのだと受け入れてほしくて、説明してみたり、
仕事でリカバリーしようとしてみたりしたけれど、だめだった。
結局は、「身だしなみであるお化粧くらいちゃんとしようね」だ。
どうして男性の顔面全裸は問題にならなくて、
女性の顔面全裸は問題になるのか、今でもわからない。

だから、何年かたった今でもあの言葉がふと思い返されるし、
私は顔面全裸のまま外に出ていいんだろうか、と時折思う。

お金が無尽蔵にあったら世の中の使えそうな化粧品を、
それこそ片っ端から試すのになぁ。
そしたら荒れ放題の顔面も少しはましになるかなぁ。

欲しいものなんか次から次へとほぼ無限にあるんだから、
その対価であるお金だって無限にあったっていいのになあ。
ある日突然大金持ちにならないかなぁ。