名状しがたい日記のようなもの

適当なことを適当に書く感じのあれです(愚痴多め)

刺し殺した話

こんばんは。
今から書くのは夢の話です。
安心してください。
実際には誰も殺していません。
そのはずです、私が夢遊病者でない限り。
誰も読んでないと思いますが念のため。

人を殺しました。
包丁で刺しました。
親を。
いつもなら起きた瞬間から薄れていく夢の記憶ですが、
赤黒く染まっていく彼のシャツの腹部と、
私を見ているのかその遠くを見ているのかわからない目が、
頭から離れません。

きっと、実家にいたんでしょう。
もしかしたら兄達や他の親族や父の恋人も居たかもしれない。
私は凄く嫌だったんでしょうね。
気付いたら立ち上がっていて、手には包丁があって、
嫌にリアルな肉を切るような感触のあと、手を離すと、
父の腹部に包丁が刺さっていました。
じわじわと染まっていく真っ白なよくわからないシャツ。
父は自分で包丁を抜きました。
そういう人でした。

その後の展開は覚えていません。
きっと目が覚めたか、夢が切り替わったんでしょう。
夢の切り替わりは私にはよくあることです。
目が覚めたあともずーっとぼんやりしていることも。

この夢はかなりショックを受ける内容でした。
父は何も変わっていませんでした。
スキンヘッドのはずが伸びてしまって、
ただの坊主になっている白髪が多い頭も、
一見人の良さそうな感じなのに鋭い眼光も。

父はただ楽しそうにしていたけれど、
父は楽しそうに人を貶めるような人でした。
彼女らしき人(過去に数人いたので、どの女性か識別不可)が、
同じ空間にいたこともとても嫌でしたし、
怖くてたまらない兄達がすぐそばにいたのも嫌でした。
父は女性が最優先で私たち子供はおざなりにするし、
兄は集まりの場で私が少しでも選択を誤ると、
あとで私に暴力を振るうような、そんな人たちでした。
もう一人の兄は殴る蹴るはしなくとも性的な暴行を、
事ある毎に加えてきました。
苦痛で私が泣けば辞めるような良心があるかないかが、
兄二人の明確な差でした。

女性にかかりきりな父、その場に馴染もうとしてもしなくても、
失敗すれば暴力は待っているし夜になれば性的暴行がある。
そこで私のなにかが壊れたんでしょう。

私は父を刺しました。
静寂でした。
まるで私の昔の誕生日のように。
血がついたケーキ、忘れてないよ。
私の誕生日はろくなことがない日が多かったね。

じわじわと染まっていく真っ白だったはずのシャツと、
包丁で刺したときに手についた赤黒い血をみて、
私はいったい何を考えたんでしょうね。

やってやった!これで自由だ!とか
まずい、ここにいる全員殺さないとバレる!とか
今すぐ逃げなきゃ捕まってしまう!とか、
そういった緊迫した思考のなかに、ひとつだけ冗談みたいな、
お父さんお腹のでっかい傷跡また開いちゃったね、
っていうのがあったりしたんでしょうか。


本当はね、もっと明るいことが書きたいんですけど。
先日の地獄から体調が優れないんですよ。
毎日毎日お腹を壊して、吐いて。

少しでも精神状態を上向きにしようと、
努めて明るく過ごそうとしても、気づくと落ち込んでいて。
考え込んでしまうんです。
ほぼ不可能と言われたあれが、もし無理だったら。
私はいったいどう生きていけばいいのか。

有り金が尽きたらそのまま死ぬっていうのが現在一番現実的。
今のところそうするか、見つかって殺されるかの二択を、
一度しかあったことがない人に迫られている気分。
そのせいでこんな夢を見てしまったんでしょうかね。

この一週間くらい前にはね、始めて家族が出てくる夢で、
私が恐怖を感じない夢があったんですよ。
シチュエーションは少し物騒だけど、
緊迫した空気なんてひとつもなくて。
父も私も、誰だかわからない周りの友人達も和やかで、
この夢を見たときは私、大分トラウマから逃げられたんだ、
もう少ししたら解放されるかもしれないって思ったんです。

でも悪化するのは一瞬でした。
長い間かけて少しずつよくなってきたのに、壊すのは一瞬。
そして私は体を壊し、父を殺し、また体を壊しました。

早くよくなりたいです。
数日後には用事があるし。